月島いなば歯科の虫歯治療
治療対象となる虫歯は、自然と治ったりそのまま進行が止まる可能性がないものです。
健康な歯を削らないようにするため、正確な診断が必要となります。
・歯に穴(う窩)があいている。
・食べ物が詰まったり、冷たいものがしみる。
・レントゲン写真で歯の内部(象牙質)に黒い影がある。
これらのうち当てはまる事があれば、虫歯の治療を行うことをお勧めしています。
診断方法としては、レントゲン・拡大鏡・顕微鏡などによる視診・触診など虫歯が疑われる場所によって組み合わせながら診断します。
どのタイミングで削るか、経過観察の考え
虫歯を削る理由は感染している細菌の除去をすることですが、細菌がいるかどうかは色で判断することはできません。黒くなっている=細菌がいるということではなく、色が付いていても穴が開いていない・表面が硬い状態では、病気として進まないという報告があります。
虫歯かどうか見るだけでは判断しにくい部分については、定期的に検診を受けていただき治療が必要か判断する方が良いでしょう。
また、虫歯予防で行うシーラントや虫歯の進行抑制に効果のあるアイコン治療では見ただけでは虫歯が進行しているのか判断がつきません。必ず6ヶ月ごとの定期検診を受けていただくことをお願いしています。
〜 見た目が悪くて気になる 〜
病気ではない、感染していないとしても見た目が気になる場合には治療の対象となります。
例えば前歯の白い斑点などは、細菌が感染していないことがほとんどですが、見た目を気にされる方も多くいらっしゃいます。気になるけれど、自分の歯を削られるのは嫌だな、どれくらい綺麗になるのか知りたいという方はお気軽にご相談ください。
虫歯に対する考え方は、早期発見早期治療からMI(Minimal Intervention)に移行しています。
当院では最新の診断基準を採用し、患者さまの不利益にならないよう日本歯科保存学会「う蝕治療ガイドライン」に沿って治療基準の見直しを行い、最新の治療をご提供できる努力をしています。